みなさんは、夕張でいまだに坑内火災の火がくすぶり続けている場所をご存知でしょうか。
本町2丁目、東山中学校の南側にあった『神通坑』です。
ここは北炭の5番坑坑口として明治42年に開坑しましたが、大正14年に自然発火により密閉されました。
しかし、現在もなおその火がくすぶり続け、地熱で地面に雪が積もらないという異様な坑口となってるそうです。

社光から東山中学前を通過し、射撃場があった空き地につきました。
ここから神通坑があると思われる山を見ています。

少し戻って、ちょうど坂道があります。
真下から直線ではかなり急なので、ここから迂回して登ることにしました。

この建物は何でしょう。
しかし、ちょうど目印にはなると思います。

次に、Vの字に折れて進むと昔の何かの建物です。
鹿の足跡が案内役になってくれました。
驚いたことに、いい場所を選んで歩いているんですね。

100メートルくらい、山づたいに進むと・・・
あ!雪が積もっていないです。

神通坑発見です。
伝説は本当だったんですね。
坑口はほとんど土砂に埋まっていますが、そこに入っていく足跡があります。
大きさが鹿の足跡ではありませんね・・・汗

ここだけ雪が積もっていなくて、蒸気が立ち登っています。

山に登ってみました。
岩盤に穴が空いて蒸気が噴出しています。

岩を触ってみると温かいのです。
岩盤浴みたいでビックリしました。
5度~10度くらいはあるのではないでしょうか。

こんな隠れた名所が手付かずで残されていることに驚きました。
地元の飲み屋さんでも知らなかったそうです。
炭鉱隆盛期の火災事故そのままの姿で、いまも地下で燃え続ける神通坑。
88年前のこの火はあと何十年も生き続けるのでしょう。
気の遠くなる歴史のロマンを感じさせていただきました。
◆神通坑の行き方(東山中学前から)
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VPS◆神通坑坑口
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- 2011/12/04(日) 17:43:39|
- 本町・旭町・昭和
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