この石碑は、シューパロ湖を望む旧湖畔亭跡地のシューパロ湖公園跡にあります。

石碑本体には『道路開通記念碑 昭和三十七年十月六日』と彫られています。
文字が消えかかっていますが、薄っすらと縦書きで文字が見えます。
昭和4年1月22日、三菱大夕張炭鉱が石炭輸送のために鉄道を敷きましたが、当時道路がなく住民の足としては獣道以外では、人命の保証はしないという乗車券のこの鉄道しかありませんでした。
昭和23年から清水沢-鹿島間の道路工事が国費により着手され、昭和37年10月6日についに全線開通しました。
これを記念して、夕張岳をイメージした石碑が建立されたそうです。

当時はこのような公園の姿で、記念撮影をする人々がいたほどの場所でした。
右の檻では小熊が飼われていたそうです。
今では何もない道路沿いの空き地になっていて、わたしはこの場所に時々訪れますが、誰か人と会ったことはありません。
この道路が完成した時の、当時の住人の喜びや活気を忘れないように文字の復元をお願いしたいものです。
まして、国道が付け替えになる時に忘れ去られて放置してしまうことのないように記憶に留めておきたいものです。
昭和50年当時のシューパロ湖付近

- 2011/11/26(土) 17:53:29|
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磯次郎沢

運よくゲートが開いていて、車で入れました。
磯次郎沢を訪問してきました。
これは加工した写真ではありません。
実際にこのような景色でして、すばらしいですね。
まるで黄金が流れているようです。
そういえば、昔は砂金が取れた有名なところだったそうです。

なかなか厳しい絶壁に囲まれています。


この橋は、昨年に工事用として作られたようです。
沢よりかなり高いところにありました。

新磯次郎橋というそうです。
ということは、元の磯次郎橋もあるのでしょう。

たぶん、この橋が磯次郎橋でしょう。
沢に最も近い低いところにあります。
これは昔からあった橋ですね。

水量は少なかったですが、昔のままのせせらぎのような気がします。

ここが夕張っ子の遊び場だったのでしょうか。

ちょろちょろ・・・音が聞こえそうですね。
車載カメラの動画でご紹介します。
走ったルートは地図の通りです。

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- 2011/11/12(土) 19:17:53|
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白金大橋
大夕張には、かつて最盛期には4万人の生活があり、中心を流れる夕張川にはたくさんの橋が架かっていました。
いまは、人々の生活はなくなり、木製の橋はすべてなくなりました。
現存している橋はすべてコンクリート製の立派な橋です。
ここで、かつての都市大夕張の現存する橋をご紹介します。
上は、奥鹿島開拓農地に渡る『白金大橋』。

夕張岳の登山口に繋がる今でも重要な橋です。
残念なことに、この橋もシューパロダム完成時には水没することになり、撤去されていまうのでしょうか。

昔の明石町には、新国道から夕張岳に通じる巨大な橋が建設中です。
この橋は、夕張岳に行くためだけの橋なのでしょうか。
行政としては、なかなかイキな計らいだとは思います。

鹿島橋
千年町の突き当たり、鹿島東小学校跡地から常盤町に渡る橋です。
渡った先には鹿島中学校がありました。
この橋の土台の横に階段が残っていて、川岸まで降りていけます。

春日大橋
官行のメタノール工場跡地の手前に、立派な橋が残っています。
通行止めのため車では行けないので歩いて撮影してきました。


この橋から、いい感じの滝が見れました。

上巻大橋
大夕張から、かなり北に上がったところにあります。
林業のために作られた橋なのでしょうか。


橋のワイヤーがフニャフニャになっていて、目を見張るものがありました。
大夕張の橋から、亡き町の生活が伝わってきます。
- 2011/10/01(土) 18:01:05|
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