夕張歴史の松浦武四郎の箇所で話題にした「キヨロカルベツ川」
松浦武四郎が夕張川の向こう岸からこの川を確認しています。
河川地図にも記入しましたが、位置的にはたぶんこの川のことだろうと思いました。

伊藤の沢川という名前で、武四郎が書いた河川図の位置と合致しています。
昔は水量がもっと多かったかもしれません。

すごい砂防ダムです。
大きな石がいくつも落ちいてるので、水量が多いときは石を超えるのでしょうね。

看板が倒れていましたが、伊藤の沢川と書かれています。
松浦武四郎は江戸時代に、キヨロカルベツ川の対岸まで到達して引き返しています。
この川のことなのでしょうか・・・

川は十三里駅から少し過ぎたところにありました。
十三里とは、追分から十三里だったのでこの名がついたそうです。


付近には農家が数件あるだけの無人駅でして、夕張で現存する最も寂しい駅ではないでしょうか。
- 2011/11/14(月) 15:07:10|
- 十三里・滝ノ上
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滝ノ上水力発電所

国道274号線を走ると、滝ノ上付近でひときわ目を引く往年の巨大な建物が。
北炭が大正14年に採炭電化の一環の自家発電用として建築しました。
清水沢発電所が大正15年なので、それよりも古いです。

平成6年に北海道に譲渡されました。
現在も稼動しており、春の3月~5月の一時期に使用されているようです。

毎年10月の紅葉まつりのときに一般公開されているようです。
竣工から80年が経過し大規模な改修が必要らしいのですが、コストに見合った効果が見込めず、かといって解体しても多額の費用がかかり、どちらにしても財政を圧迫する悩みどころだそうです。
絶対保存の一語につきますが、どのようにしたらよいのでしょうか。

建物の後ろは夕張川の千鳥が滝です。
左側の滝は発電所からの排水です。
周囲の景観にもマッチして北海道遺産の一部にも指定されている、あの頃の夕張の隆盛を感じさせる見事な物証です。
- 2011/11/09(水) 12:16:19|
- 十三里・滝ノ上
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