あの頃の夕張を求めて

澄みきった空気、山並みに囲まれた豊かな自然の中で、炭鉱で開かれた先代の営みの上に、貧しくものびのびと成長した、そんなあの頃の夕張を探す画像ブログです。

キヨロカルベツ川かな?

夕張歴史の松浦武四郎の箇所で話題にした「キヨロカルベツ川」
松浦武四郎が夕張川の向こう岸からこの川を確認しています。
河川地図にも記入しましたが、位置的にはたぶんこの川のことだろうと思いました。
画像 038
伊藤の沢川という名前で、武四郎が書いた河川図の位置と合致しています。
昔は水量がもっと多かったかもしれません。

画像 039
すごい砂防ダムです。
大きな石がいくつも落ちいてるので、水量が多いときは石を超えるのでしょうね。

画像 040
看板が倒れていましたが、伊藤の沢川と書かれています。
松浦武四郎は江戸時代に、キヨロカルベツ川の対岸まで到達して引き返しています。
この川のことなのでしょうか・・・

画像 035
川は十三里駅から少し過ぎたところにありました。
十三里とは、追分から十三里だったのでこの名がついたそうです。

画像 039

画像 036
付近には農家が数件あるだけの無人駅でして、夕張で現存する最も寂しい駅ではないでしょうか。
  1. 2011/11/14(月) 15:07:10|
  2. 十三里・滝ノ上
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0

北炭滝ノ上水力発電所

滝ノ上水力発電所
画像 028
国道274号線を走ると、滝ノ上付近でひときわ目を引く往年の巨大な建物が。
北炭が大正14年に採炭電化の一環の自家発電用として建築しました。
清水沢発電所が大正15年なので、それよりも古いです。

画像 030
平成6年に北海道に譲渡されました。
現在も稼動しており、春の3月~5月の一時期に使用されているようです。

画像 032
毎年10月の紅葉まつりのときに一般公開されているようです。
竣工から80年が経過し大規模な改修が必要らしいのですが、コストに見合った効果が見込めず、かといって解体しても多額の費用がかかり、どちらにしても財政を圧迫する悩みどころだそうです。
絶対保存の一語につきますが、どのようにしたらよいのでしょうか。

画像 026
建物の後ろは夕張川の千鳥が滝です。
左側の滝は発電所からの排水です。

周囲の景観にもマッチして北海道遺産の一部にも指定されている、あの頃の夕張の隆盛を感じさせる見事な物証です。
  1. 2011/11/09(水) 12:16:19|
  2. 十三里・滝ノ上
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0
前のページ

訪問者数

今週のBGM

BGM

掲示板

プロフィール

tomato (旅芸人)

Author:tomato (旅芸人)
旅の友 フォード エコノラインE350

画像 011
夕張は人生のふるさと。鹿ノ谷で過ごした楽しかったあの頃を決して忘れません。現在は札幌在住。
往年の夕張を追い求めています。
上の写真は探索専用パジェロミニ。
11092411CIMG1885.jpg
カメラ:Nikon COOLPIX P500

項目

夕張地理 (7)
夕張歴史 (11)
夕張映画 (9)
夕張人 (4)
丁未・錦・富岡・福住・住初 (6)
社光・高松・小松 (8)
本町・旭町・昭和 (4)
末広 (3)
鹿ノ谷 (9)
富野 (3)
常盤・若菜・日吉 (4)
千代田・平和 (2)
清水沢 (15)
南部 (6)
桜ヶ岡・下夕張 (1)
鹿島 (7)
沼ノ沢 (3)
真谷地 (5)
紅葉山・久留来 (4)
楓・登川 (10)
十三里・滝ノ上 (5)
その他 (7)

最新記事

月別の記事履歴

皆様のコメント

天気予報


-天気予報コム- -FC2-

リンク

当ブログは自由にリンクしてください。 見かけたら、こちらも相互リンクさせていただきますのでご了承ください。

管理人へメール直行便

名前:
メール:
件名:
本文:

迷惑IP・ホスト名

■■不具合情報■■   コメント欄に投稿すると、NGワードがあると表示されて投稿出来ないという不具合が複数の方より寄せられ、FC2に通報して設定を改善いたしました。 NGワードは設定していませんので、このようなことがあった場合、管理人にメール直行便でお知らせいただきたいと思います。